インメルマン:リーテイクスコマンドを対戦プレイする

昨日も書いた通り、パムンキー川北岸の北軍に4ターン目まで攻撃を自重し、北軍ベースシフト権利を発生させない作戦でプレイした。
ジャクソン部隊、および後にジャクソン指揮下に転属する部隊は全てホワイトリバーランディングへの迂回攻撃に向けて出発させた。
結果としてリッチモンド前面が非常に弱くなっており、フォッグオブウォーのないゲームだったら、北軍による全面攻撃の早期開始を招いてサドンデス負けの危機さえあるだろう。
しかし、フォッグオブウォーの威力は凄いもので、本当には部隊が存在しなくとも、「存在するかも知れない」という可能性だけでデフェンスしようと言う訳だ。
いささかギャンブリングな作戦なので、毎回は採用できないと思うが、本ゲームでは有力な選択肢の一つだと言う気がする。
それでも北軍リッチモンド正面への攻撃が来た時には肝を冷やした。さらに、北軍リッチモンド前面の部隊が北側に延翼してきてリッチモンドとジャクソン部隊の間の連絡線が途切れそうになったときにも大いに不安を感じた。
しかし、そんな動揺は見せずに断固たる意思を持ってパムンキー川北岸を突き進むジャクソン軍。北軍も状況を察知したようで、リッチモンド前面への攻勢は止み、パムンキー北岸への対応移動を開始した。
北軍はマクレランのいるエリアと、その隣接エリアでしか攻撃ができない。このため、マクレランがパムンキー川北岸への対応に移動すると、リッチモンドでは二度と攻勢が掛からなくなったのではないか? 典型的なリッチモンド防衛の間接アプローチが成立した形で、リッチモンド戦線では危機が拡大しなくなった。
後は問題のホワイトハウスランディングへの道程だ。
しかし、こちらは北軍が遅蒔きながら本気で対応を開始すると、容易ではなかった。このゲームでは、相手の部隊がいない状態で相手のサプライトレインのエリアに自軍の歩兵か騎兵が突入するとサプライトレインを破壊できる。しかし、相手の部隊がいない状態と言うが敵の軍団がまともにデフェンスしていれば、戦闘結果で相手が撤退命令を出して撤退してくれない限りにおいては敵を排除することはできない。戦闘結果表自体には強制退却という結果がないので、退却が強制されるのは参加しているすべての部隊がインエフェクティブになった時だけだ。しかし、これは容易には実現しない。防御側の損害はせいぜい1戦闘で2〜3ボックスというところだから、4ターンも5ターンも同じ軍団を攻撃し続けないと達成できない。ゲームは全部で16ターンしかないのだから、雨が止む11ターン目からゲーム終了まで徹底的に戦い続けて達成できるかどうかというところだ。
敵が二個軍団を用意してローテーションを組まれた日には先ず実現不可能だと言うことが途中でわかってきた。
と言うことで、最後は戦術を切替えて索敵で敵の弱っている軍団を発見して、それを叩く作戦に切替えた。
結果として、最終ターンの先攻南軍の終了時点では8VPくらいリードしている状況を作れたようだ。
しかし、このゲームは北軍が後攻なので北軍が手止まりを打つことになり、最後に一気に6ストラグラーを回復され、結果として1個歩兵師団をインエフェクティブから解放され9VPを回復されてしまった。結局、わずかに1VP差で敗北。
残念ながら七日間戦争におけるジャクソンギャンビットは今回は失敗に終った‥(^_^;