×キメラ−満州国の肖像を読む

bqsfgame2010-01-06

日中戦争に続いて、日中戦争についての本を読んでみた。
満州国の建国の理念や、法制度、組織論などについて詳細な記述が延々と続く書籍だ。
満州国の実体はともかくとして、その理念や法制度などの、どちらかと言えば張子のハリボテの部分を詳細に紹介している。
不思議なもので、そうした空虚なハリボテを念入りに描けば描くほどに満州国の実体が浮き彫りになる部分もあるように思う。
あとがきにもあるが、非常に陰鬱な読み物で、再読することはまずあるまい。評価として×を付けた理由は、その部分に尽きる。資料的な価値はたいそうなものだと思うし、本として志を果たしており良い本だと思う。
さて、次は何を読もうかしら?