7年世界戦争を対戦プレイする:0年目

1月27日の茨城会で7年世界戦争を対戦してきました。
●メンバー
Ygさん:イギリス+プロシア同盟
Kgさん:フランス+マラータ同盟
提督さん:オーストリア帝国ロシア帝国
筆者:満州帝国
その他の中立大勢力:スペイン、オランダ、オスマン帝国
●開始時の世界的な構図
昨年プレイしたWhen Lions Sailedから、概ね一世紀後の世界になります。アングロダッチ戦争に勝利したイギリスは、植民地主義の時代のフロントランナーとして世界に影響力を広げつつあります。
これを追ってフランス、オーストリア、ロシアなどの列強がイギリスに続いて世界に植民地を築き上げようとして、世界全体を舞台にした植民地争奪戦が開始されました。
イギリスのライヴァルとして浮上してきたフランスは、イギリスとの間で新大陸のイニシアチブを巡ってフレンチインディアン戦争を開始しました。
折しも神聖ローマ帝国内のプロイセンがフリードリヒ2世の下で力を増し、ヨーロッパ大陸の新興陸軍国家として台頭しました。シレジアの領有を巡ってプロイセンは、オーストリア+ロシア同盟と開戦することになりました。この時にイギリスは、プロシアの対オーストリア、ロシア、フランス、スペインなどとの戦争を支援しました。これには、植民地戦争でのライヴァルを間接的に牽制する意図があったと見られます。
一般に7年戦争は、このプロイセンを中心とした欧州大陸での戦争を指します。しかし、その実体は、欧州列強の植民地争奪戦との関連を抜きにして理解することが難しいものでした。
7年世界戦争は、この世界的な構図での列強の争いの全体を再現する貴重な視点のウォーゲームです。
また、この時期になっても大航海時代のプレイヤーであったスペイン、ポルトガル、オランダなども一定の力を持っていました。そして、大航海時代の動因をそもそも作った東西交易路に君臨するオスマン帝国も依然として強力な存在でした。その一方で、アジアには中国大陸の新たな支配者となった満州帝国、インドには高原地帯に繁栄したマラータ同盟が存在していました。