☆鳥人計画を読む

bqsfgame2011-02-28

流星の絆が良かったので、もう一冊図書館から借りてきた。
スキーのジャンプを題材にしたミステリー。
意外なのは、早々に犯人の一人称が登場し犯人が割れてしまうこと。
ところが、ここからのツイストが凄い。犯人に自首を薦める謎のメッセージが登場する。メッセージを書いたのは誰か? なぜ警察も見破れないトリックをメッセージを書いた人物は見破ったのか。なんと犯人が密告者を推理すると言う展開になるのだ。
そして犯人は警察への密告から逮捕されてしまうのだが、今度は犯人へのメッセンジャーは判明するが、そのメッセンジャーは警察には密告していないと言う。では密告者は誰なのか?
その先に意外な結末が待っている。
最初はあっさりしすぎかとも思ったが、どうしてこうして二段三段構えになっていて面白い。
また、スキーのジャンプに関する技術開発部分は、半分くらいSFモードで、これも非常に面白い。