○中国流布石だけで勝つ方法を読む

bqsfgame2011-12-06

小松九段の2010年の棋書。
筆者が囲碁を勉強したのは、30年近く前になるが、その頃が第一次中国流ブームだった。そういう意味では、この戦法も定着してから30年。
小松九段と言うと、秀行教室で、東の依田、西の今村に次ぐポジションで、結城前天元辺りと共に将来を嘱望されていた印象が強い。
今村九段と共に、七大タイトルまでは手が届かずにいるが、一流棋士の一人であることは疑いない。
本書は中国流の序盤を場合分けして、お薦めの打ち方を紹介する形式。読みやすく、わかりやすい。もう少し深く解説して欲しい気もするが、本で出来ることとしてはこのくらいまでかも知れない。