インペラトルのルールを読む

bqsfgame2012-08-25

フランス語は読めませんので、ネットにある英語版をDLして読みました。
ルールの分量も多く、概念も複雑で、なかなか大変なゲームです。
ミランダのゲームのようにストラテジムチットを使うのですが、これは日本語カード化しないと駄目でしょう。
概念として非常に面白いのは、ローマ皇帝プレイヤーと、反ローマ皇帝勢力プレイヤーで戦うのですが、反ローマ皇帝勢力の中にはローマ反乱勢力が含まれています。そして、反乱勢力が皇帝位を簒奪すると、なんと役割が入れ替わってしまうのです。
つまり、皇帝と反皇帝と言う立場は、その時代時代の概念でしかないのです。
副帝を置けたり、後継者を指名できたりと、皇帝位に関わる独自の概念がいくつもあり、それらがプレイ上、重要な意味を持っているのも独特。ここらへんが、ルールが多く複雑になる原因になっています。
これはかなり準備しないとプレイできないゲームかなぁと思いはじめました。その一方で、「帝政ローマ期のゲームはかくあるべきではないか」と言う問題提起になっていて、ローマ史ファンならプレイ必須かも知れません。
WEGのインペリウムローマニウム2の影響が随所にあるようですが、ローマ史ファンの行き着くところは同じだと言うことでしょうか。