眼下の敵がイマイチだったので、近年の作品であるＵ５７１を見てみました。
なかなか評価が難しいです。
まず、Ｕ−ボート映画と言えば、誰もがドイツ軍の映画だと思っていると思うのですが違います。
この映画では、エニグマ暗号機奪取を目指す連合軍、特にアメリカ軍の視点で進んで行きます。表題のＵ−ボートは、イギリス駆逐艦の爆雷攻撃を受けて漂流状態となり救難要請を出します。これを受けたアメリカ軍は、Ｕ−ボート母船を偽装して当該艦に接近し、これを鹵獲することを目論見ます。
この目論見は成功したのですが、正に成功して捕虜を移送中に母艦が雷撃を受けて撃沈され、艦長も戦死してしまいます。かくて、副長を筆頭にした十名足らずのメンバーで、鹵獲した満身創痍のドイツＵ−ボートを操って同盟国であるイギリス沿岸へ辿り着くことを目指します。
暗号解読戦のバックグラウンドを持っていることは個人的にはエクセレントだと思いました。でも、アメリカ軍が操船するＵ−ボート映画って言うのは違和感ありまくりですね‥(^_^；
メイキングを見ると、Ｕ−ボートのハードウェアの再現性に対するスタッフの拘りようは凄かったことがわかり、そこもエクセレントだと思いました。
全体的にはなかなか良く出来ていると思いました。でも、アメリカ軍が主役かぁ‥(^_^；？
