☆大模様が怖くなくなる本を読む

bqsfgame2013-03-01

林海峰先生の2010年の本。発売当時に第1章を立ち読みして、非常に良い本だと思った。思ったのだが、逆に第1章を読んでしまえば用は足りているので、古本探索リスト入りさせてしまった。先日、アカシヤ書房に行ったので、ついに購入。
相手の大模様が馬鹿に大きく見えるというのはアマチュア中級に共通の悩みではないかと思う。どう対処したらいいのか判らないので消しに入って散々な目に合うことがしばしばあると言うのも同様。本書はそうした人の悩みに非常に良く応えた好著だと思う。
要点は現物を読んでもらうのがベストだが、コペルニクス的な展開として、
1:模様を囲う側のリスクを理解すること
2:囲ってもらって構わないサイズの模様は囲わせて勝つのが良いこと
の2点に尽きると思う。基本法則は6つあるのだが、上記の2つだけで対大模様に関しては二子くらい強くなるだろう。
とは言え難しいのは、「囲ってもらって構わないサイズの模様」をどう判断するのか、その判断時期はどうするのかが問題。そこはいろいろと機微があるので本文を是非とも読まれたい。