WW2の電撃戦ゲームを見慣れた人には、ともすれば動きが鈍く退屈なゲームに見えると思います。しかし、それは欠点ではなく「19世紀の戦争と言うのはそういうものだったのだ」と思います。太平洋戦争特有の細長い戦場、制海権を巡る海戦、補給を前線に送り込む兵站問題などがコンパクトな中に収まっていて良いゲームデザインだと思います。
ロメロ作品は、「グエアラアムエルテ」の後はヒットがなく、「三国同盟戦争」、「ホングリエ」とガッカリでした。本作は、久しぶりのヒットになりました。これで、積読になっている「パルチザン」もやってみようかと思うようになりましたし、予告ばかりで一向に出ない「ウォーター・オブ・オブリビオン」もまた待ち遠しくなりました。