ディスタントプレインをソロプレイする2

プレイエイドの和訳を作ったので、その問題点を確認する意味も含めてやってみました。
いくつかエラーが発見されて早々に修正しました。既に修正版がBGGで公開されていますので、本ゲームに興味のある方は適宜ご利用ください。
千葉会でプレイすることで進めていますが3人になりそうなので、軍閥のノンプレイヤー行動フローを追加で訳しました。
今回ソロプレイしてみて思ったのですが、ゲーム開始時には支配未確定の地域が多く、実は軍閥が一番サドンデスに近い所にいる状態で始まるのですね。その意味では軍閥がノンプレイヤーなのが一番平和で妥当なように思いました。
多国籍軍と政府の関係ですが、多国籍軍は政府支持地域が得点なのに対して政府はCOIN支配人口が得点です。人口は0の地域もありますが、往々にして地域数よりも数字が大きくなります。また、政府支持にするためには、先ずCOIN支配することが多いように思うので、政府の方が点が入りやすい印象があります。ただし、二次得点源では多国籍軍は部隊を撤収して予備にすれば速やかに得点化できるのに対して、政府はパトロネージと言う特殊な手法で得点するのでそこでバランスしているのかも知れません。とは言え、多国籍軍が適切に締めるところを締めないと、政府の方が先に勝ってしまうように思いました。タリバンは目的と手段の明確さでわかりやすいと前回書いたかと思いましたが、その分だけプレイは難しいように思います。打って出るとゲリラが活性化してしまいます。そうすると、COIN陣営の攻撃に脆くなります。もともとの展開地域や展開数が限られていることもあり、部隊を訓練して浸透するのに時間が掛かりそうです。それまではなかなか積極的には打って出にくい気がします。それまでに軍閥や政府が勝ってしまわないことを祈るのでしょうか。あとキャパビリティに使えそうなものがいろいろありますが、これもゲームの進行と共に出揃ってくるので、いずれにしても長期戦志向でしょうか。逆に多国籍軍は、部隊の損害の半分が永久除去になってしまい、第二得点源の予備部隊数が圧縮されていくので長期戦は好みません。早く勝つために積極的な行動が必要ですが、政府に利用されて抜け駆けされないようにどう状況をコントロールすればいいのか難しそうです。そういう意味では3人プレイでは、政府が一番プレイしやすいし、勝ち目も高そうな印象を受けました。ただ、政府予算を多国籍軍と共用するので、そこらへんで難しいことが起こってくるのかも知れません。多国籍軍が政府支持のためのシビックアクションを活発に行うと、一気に予算を食われるので要注意です。