プライスオブフリーダムをソロプレイする

日記の日付とリアルタイムに慢性的にズレがありますが、明日の千葉会に備えて急遽復習のためソロプレイしました。
結果から書けば、最終ターンまでプレイして最後のラウンドのリッチモンド攻防戦を南軍が守り切りましたが、ユニット数で北軍8:南軍2となり軍事的に北軍が勝利しました。
このゲームの勝利条件には政治的勝利と軍事的勝利がありますが、今まで全て北軍の軍事的勝利です。
北軍が政治的に勝利するためには、ゲーム終了時に14点差を付ける必要があります。ところが、北軍の得点上限が15点なので、基本的に15:1か、14:0で勝つしかありません。
ところが、このプレイでは南軍がケンタッキーカードを先にプレイしたため、北軍の上限は14点に制限されました。次に、南軍は他の全てを失ってもリッチモンドさえ守れば0点になることはありません。ですので、政治的勝利は達成不能と言う結論でした。
一方で、軍事的勝利は、毎回達成されますが、第6ターンあたりから南軍の戦意が落ちてきて盤上に展開できる軍団数が減ってきます。これにより戦意が0にはならずとも南軍の軍事的状況は慢性的に危機に陥り、北軍の東西両方面軍が最大規模に達して攻撃を掛けて来ると、常に南軍兵力は摩耗し続けます。しかし、戦意が下がっているために補充ができず、結局、最後は西部はアトランタ、東部はリッチモンドで死守するようになり、そこで壊滅すると上述のように最終軍団数が4以下になり敗北してしまいます。
翌日の千葉会でネタを割ってしまったので書いてしまいますが、個人的には南軍全敗を止めるために以下のように考えています。
南軍は最後には軍団数不足で軍事的に敗北する。
軍団数が不足するのは、それ以前に南軍戦意が低下して補充ができなくなるからである。
したがって、中盤での南軍戦意の低下を抑えなければ最終段階になってからではもう打つ手がない。
と、此処までは立論として間違っていないかと思います。
しかし、中盤での南軍戦意をどうやって維持するかの具体策が問題です。
夏頃に本ゲームについて何回も書きましたが、大きな特徴として西部戦線の重要度が高いことが挙げられます。西部では、テネシー州ミシシッピ川、ガルフ封鎖、アトランタなど南軍の戦意を低下する要因がかなりあり、他の南北戦争ゲームと違って西部の戦略的重要度が高いのです。ところが、南軍の西部戦線にはあまり良い将軍がいません。これは史実でそうだったから、そういう登場配置になっているのは当然です。で、それに対して北軍には早々にグラントが登場し、中盤にはシャーマンとトーマスが登場します。これでは、構造的に中盤で西部戦線で圧倒されて、南軍の戦意が低下するように仕組まれていると言っても過言ではありません‥(^_^;
で、純ゲーム的に思ったのが、そんなに西部が重要なら、一番優秀な将軍は西部戦線に投入するのが正しいのではないかと言うことです。つまり、ボビーリー西部戦線に持って行ってしまうのです。これについては翌日の千葉会で実際に提督さんにやってみてもらったので、結果はまた明日に書きます。
で、ボビーリーが抜けて東部戦線は大丈夫なのかと言うのが気になりますが、結論から言えば問題ないように思います。自分から攻勢に出ることを諦めてしまえば、防御修整だけが問題になりますが、それならジョージョンストンとボーリガードの二人が+1修整を持っており、彼らをシェナンドアとリッチモンドに置いておけば北軍の凡将軍団相手なら十分に機能します。重要なのは防御修整と東部方面軍司令官(編成規模が6個軍団)の肩書だけなのです。もちろん、所謂、リーの北部侵攻は断念することになるので、カウンターアタックのリーインヴェイズノースとか、コマンドのリーズグレーテストギャンブルとかは起きません。ゲティスバーグは必然的になくなります。史実的には気持ち悪いことこの上ないのですが、純ゲーム的な選択肢としては有力だと思います。