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bqsfgame2014-06-23

地上波放映していたので見ました。
草薙剛は、スマップの中でヒット作登場率が一番高いと思っています。個人的には、期待して見ても裏切られることの少ない信頼できる俳優。新版の「日本沈没」も良かったですね。
新垣結衣は、「リーガルハイ」の黛弁護士役で旬な女優の一人になりましたが、意外に恋愛ものが少なく、「リーガルハイ」でも「コードブルー」でも恋愛色は皆無とは言いませんが薄味でした。本作では珍しく恋愛ヒロインを演じていますが、なにせ戦国時代の女なのでラブシーンがある訳ではありません。
夏川結衣は、2006年の「結婚できない男」から姉御肌美人女優として再ブレークしていた時期の出演。若い頃はモデルから転身しての化粧品CMで、驚くほど透明感のある美女だった記憶が。でも、ドラマ女優としては2006年以後の気さくな姉御になってからが本領発揮と思います。「新参者」の料亭のおかみもゲスト役ながら良かったと思います。本作は原案が「くれよんしんちゃん」な訳で、なんとみさえ役で登場。
斉藤由貴は、エンドロールで見て、「あれ何処にいただろう?」と探してしまいました。実は彼女は高校の後輩だったりします‥(^_^; お里と言う小さい役での特別出演ですが、エンドロールでカレーを作る戦国時代女性として明るい面を見せていて元気で何よりです。
書いた通りで原案は劇場版の「くれよんしんちゃん」。それを「三丁目の夕日」の山崎監督が自ら脚本も担当して実写化したと言う。
結論から言えば、さすがは山崎監督でした。
意外に良く出来ているのが合戦部分です。攻城戦のシーンは、なにせ関東の小大名の城が舞台で規模感はありませんが、興味深く出来ています。梯子掛けや、攻城塔を使った投げ込み爆弾による城攻めは、なかなか他では見ないものと思いました。
また、火縄銃や、弓矢に加えて、スリンガーが出て来て嬉しく思いました。見栄えがしないから、なかなか実写映画には出てこないのですが‥(^o^) また、城方の朝駆けの軍議も、結構、説得力があって好感を持ちました。全体的に合戦シーンを見ていると、SGBOHを逆に画像化したのかと思うような出来栄えでした(必ずしも褒め言葉とばかりは言えないのですが‥)。
あとトヨタランドクルーザーが合戦の血路を開くシーンは、個人的には「トヨタ・ウォー(チャド内戦)」を連想しました。時代を越え、海を越え、想定外の戦場で活躍するトヨタ車、恐るべしと言う所でしょうか(笑)。