NHK杯囲碁トーナメントの解説者

bqsfgame2014-08-21

ゲームはデザイナー、ドラマは脚本家、でNHK杯を見るかどうかは最近は解説者ではないかと思っている‥(^o^)
必ずしも実績のある名棋士=名解説者とは限らないのは、言うまでもない。自分がプレイヤーとして考える力と、それをアマチュアに判りやすく説明する力とは別の物だからだ。これは囲碁に限らないと思うが。あと解説者なので、口が重い人は困りもの。
個人的に、この人が解説だったら録画して置こうと思う人を思い付く範囲で並べてみた。
小林光一、淡路修三、石田芳夫、清成哲也、井山裕太、林漢傑、片岡聡坂井秀至小林覚高尾紳路、本田邦久、今村俊也、大竹英雄
小林名誉棋聖は、明快な判断を出すので興味深い。特に趙治勲戦を解説させると、手の内を良く知っているだけに非常に面白いコメントを連発するので見逃せない。
淡路九段は、滑舌が良く、また手所で読みを盤面に要領よく並べて説明してくれるので、特に乱戦系の対局の解説者としては最有力と思う。
石田芳夫九段は、割と早くに対局者から解説者に移動してしまった印象が強いが、それだけに解説経験値が高いと思う。きちんと計数してくれるのも特徴。
清成九段は、囲碁界の森本レオと呼ばれる美声と、優しい語り口調がマッチングして、とても聞きやすい解説。もう少し対局中に形勢判断して欲しいか?
井山六冠王は、以前に出てきた時に、やはり手が良く見えていると思わせる解説振りで好印象を持ったが、あまりに忙しすぎるのか最近は出てこない。
漢傑七段は、弁舌爽やかで積極的に良く喋ってくれるので、聞き手もやりやすいのではと思わせる。若手の中では一番の解説上手だと思う。
片岡九段は、漢傑七段の前任者と言うべき存在。明瞭、爽快、話し上手で、頭の良い先生だなと思う。昭和四天王の中で最初にタイトルを奪取したが、二の矢が出ないままベテランになってしまい残念。
坂井、本田、今村と関西棋院が並んだのは、筆者の関西棋院贔屓もあってのこと。とは言え、本田先生の解説は人柄の優しさが出ていて聞きやすいと思う。全盛時に比べると、若干、手が見えるのが遅くなった気もするが出場最高齢と言う立場になられては止むを得ないか。いずれにせよ関西棋院の先生が登場するのは、関西対局の時に限られるので出番が少ないのが難点。井山六冠王の対局など間違いなく関西なのだが、そこで関西総本部の石井九段や山田九段が出てきたりもするので、関西対局でも出番がなかったりして残念。
小林覚九段は、明るい碁と言われるのは伊達ではなく各種棋戦の解説に登場する。部分ではなく全局的判断で着手を解説する能力は随一だと思う。大きな振り替わり含みの手所の解説には最有力と思う。
高尾十段は、平成四天王の中では一番明快度が高い解説をしてくれると思う。もう少し積極的に喋って欲しいですが。
大竹先生もお忙しいのか最近見掛けません。梶原先生がいない今となっては、プロに厳しい意見をする解説ができる人は他にはいないので、年に一度は出て来て欲しい所です。祝日のイベント系の解説に回られてしまうようなので、トーナメント本戦まで手が回らないのでしょうか?
ネットで検索すると、他には趙治勲永世本因坊、武宮九段、結城九段などが評判が良いようです。
趙治勲さんは、万波奈穂さんに目算を命じて弄っていたのを思い出します。悪意は感じませんが、公共電波では悪戯に過ぎるかも。武宮九段は以前に書いた通り小林光一ファンとしては、どうしても好きになれません。結城九段は、声が聞き取りにくいのが難点だと思います。