30年戦争クワドリ:第2版を入手する

bqsfgame2015-02-27

にわか30年戦争ファンなので、個別の会戦の知識がありません。
と言うことで、会戦規模のゲームをと思い購入しました。オリジナルは、SPIの著名なクワドリゲームです。オリジナルは、リュッツエン、ロクロワ、ネルトリンゲンにフライブルグでした。新版はフライブルグの代わりに、ホワイトマウンテンが入っています。
白山の戦いは、30年戦争の第1フェイズであるボヘミア=ファルツ戦争期1620年の戦いで、ボヘミアのアンハルト候と、帝国のティリー伯が戦い、帝国がボヘミアプロテスタント勢力を撃破しました。戦後処理で帝国はプロテスタントを厳しく弾圧、これがプロテスタントの激しい反発を招き戦争が長期化する一因となりました。
リュッツエンの戦いは、スウェーデンが介入した1632年の第3フェイズの戦いで、スウェーデンのグスタフアドルフ2世と、帝国傭兵ヴァレンシュタインが対決した大会戦です。帝国軍を敗走させ勝利したのはスウェーデン軍でしたが、グスタフアドルフ2世の戦死と言う大きすぎる代償を払いました。
ネルトリンゲンの戦いは、その2年後の1634年、帝国側はフェルディナンド2世の息子のフェルディナンド3世が、プロテスタント側はグスタフアドルフ2世なき後の主導権の混迷からヴァイマールのベルンハルトとスウェーデンのグスタフ・ホルン将軍が共同で指揮しました。この二人の仲は悪く、さらに同盟国フランスの干渉もあってプロテスタント陣営は大敗しました。
ロクロワの戦いは、30年戦争の第4フェイズ、フランス軍の介入後の1643年の戦いです。
プロテスタント陣営を率いるのはなぜかカソリック国のフランスのコンデ公、対するはスペインのフランシスコ・ダ・メルロでした。数的に劣勢のフランス軍が勝利し、フランスは大いに勝利を喧伝したのでした。フランスの勝ち戦なのでVAEVICTIS誌のゲームにもなっています。
ちなみにフライブルグは翌年の1864年の戦いで、30年戦争で最大の死傷者をもたらした戦いだそうです。フランスのコンデ公が、バイエルンのフォン・メルシーを下しています。
さらにちなみに、30年戦争で有名な会戦としては、もう一つブライテンフェルトがあります。1631年、グスタフアドルフ2世が、ティリー伯の帝国軍を撃破しました。
余談ですが、GBOHの黒歴史になってしまった「ライオン・オブ・ノース」は、リュッツエンとブライテンフェルトの2in1でした。グスタフアドルフ2世の新式軍隊が、伝統的な帝国軍のテルシオを破ることが主題だったのです。懐かしいですね。
GBOHが古代戦に特化する道を歩んでいなければ、そもそもテルシオが新戦術として活躍した16世紀の戦闘もゲーム化されていたのでしょうか? たとえば、パヴィアの戦いとか? そうした戦術史のショウケースとしての役割をGBOHは担うはずだったのですが、スケールの設定が古代戦よりだった印象が強く、中世の戦闘を上手く表現できなかったと個人的には思っています。この辺の話しになると、亡くなられた越田先生の専門分野なのですが‥(^_^;