古代戦ゲーム:現役縛り

bqsfgame2016-09-26

という話題が、某所で出ていて興味深く読みました。
日本では古代戦ゲームが出ないのは、ゲーマー層の薄さと、テーマの人気程度からして止むを得ません。
しかし、そう言えば、最近はアメリカでも、あまり見掛けた記憶がありません。
ATOでは、「ウェルキンゲトリクス」が出たばかりですし、その前にも「ブーディカ」がありました。
しかし、老舗S&Tでは、思いつかない。調べてみたら、2014年5月の「スパルタ対アテネ」が最新のようなので、2年あまりも古代戦のゲームがありません。
本来、S&Tでは年6冊を時代別に配分しており、年に1度は古代戦ゲームがあるはずです。スケジュールからすると、WW2ゲームの次が古代戦ですので、299号、293号などが古代戦になります。
で、299号はと言えば、「第一次十字軍」でした。うーん、古代戦とは、ちょっと言いにくいですね。
293号はと言えば、「1066:3つの戦いの年」でした。うーん、これも古代戦とは言いにくい。
これらの事例から見ると、S&Tの分類では11世紀は古代だということなんですかね‥(^_^;
Wikipediaも確認しましたが、一般に古代の終りは西ローマ帝国滅亡を境界とするようです。つまり、5世紀ですね。そこからすると、随分と拡大解釈な感じです。言い換えると、層の厚いアメリカでさえ、大ローマ帝国以前のゲームは付録にするのが難しくなっているのでしょうか。
そうだとすれば、古代戦ゲーマーとしては、たいへん悲しいことです。
結果として、古代戦に一番手厚いのは、VaeVictisなのかしらと思ったりする今日この頃です。古代戦ゲームをプレイしたければ、フランス語を読めなくてはならない時代になったのでしょうか‥(^_^;umm