多摩豊さんの話し

佐藤大輔、大貫昌幸の両氏の2年上に多摩豊さんがおられた。慶応HQの主力メンバーの一人で、あの「キャンパスライフ」に関わっていた人と言えば、古いゲーマーならお判りになるだろう。1997年に35歳で亡くなられた。
ツクダの初期のRPG、「クラッシャージョー」や「スタートレック」をデザインしたり、ハヤカワ文庫が一時期進出した日本オリジナルのゲームブックを書かれたりした。日本にRPGクリエイターがまだ育っていなかった黎明期を切り拓かれた一人。
ボードゲーム的に言えば、「キャンパスライフ」を発展(?)させた「マクロスライフ」が唯一のメジャーリリースか。RPGでは、「ローズトゥロード」のサプリメント的な形で出版された「グインサーガ」の追加部分も多摩さんの作品だそうだ。
ボードゲームよりも、むしろSF大会でお会いしそうな気もしていたが、若い頃から闘病生活をされていたようでご縁がなかった。