千葉会:クラッシュオブタイタンズを対戦プレイする

プレイしました。
先に結論を箇条書きにしておきましょう。
1:作業負荷が重すぎるので再戦したいとは思わなかった
2:対戦ゲームとして楽しいかどうかは別として、「クルスク戦とは?」というデザイナーの見解表明としては良く出来ている。言い換えれば、良いシミュレーションである。
セットアップに2時間掛かりました(苦笑)。
自由配置である上に、ソビエト歩兵、ドイツ、ソビエト戦車と3段階で配置するため、非常に時間が掛かります。ただでさえユニット数が多く、しかも4ステップユニットが多くて管理が面倒なのに、どうしてこうしてしまったのかと愚痴を禁じ得ません。
プレイの方は1ターン=1時間前後で進み、第5ターンまで進みました。筆者はドイツ軍を担当しました。ソロプレイの時にも書いた通りで、非常に作業負荷が重くて、うんざりさせられました。
その一方で、ドイツが総力を挙げれば、まだ一定の破壊力を持っている時期であることは感じられました。他方で、ソビエト軍も反撃能力を持っており、ドイツ軍は攻撃に全力を挙げてしまうと、敵の攻撃への対応能力に不安を感じると言うのも良く判りました。「クルスク戦って、こういう戦いだったんだろうなぁ」という風情(笑)は良く出ています。
率直に言って、そのアウトプットを感じさせるのに、此処まで作業負荷を重くする必要があったかなと言う疑問は感じます。もう少しプレイしやすい形にブラッシュアップできなかったのかと思います。ここらへんが、ジョン・デッシュの限界でしょうか。中黒さんが思い切ってデベロップし直してしまったら良かったのにと思います。
通常戦闘とは別に戦車戦があるシークエンスは、クルスク大戦車戦だから仕方がないのかも知れません。しかし、これに加えて防御予備対応があって、攻勢予備突破があってと、言うのは、やり過ぎ感たっぷりです。
ユニットも4ステップにするより、「ブダペスト45」のような戦力マーカーによる減少方式ではどうだったのかという気もします。
全体として、「ウェイブオブテラー」よりは好印象ですが、「ブダペスト45」ほど褒められないと言う感じでしょうか。BGGでは、6点を付けておきました(笑)。