土曜日の茨城会に続いて、日曜日は自宅でバトルアクス作戦に再挑戦しました。
機動戦のゲームだという鹿内さんの記事を頼りに、先制攻撃するイギリス軍はシディオマールからポイント208へ進撃。左フックと言う感じでしょうか。第1ターンは8インパルスまで続き、イギリス軍の攻勢は一応の成功を収めますが、リードユニットが確実に消耗するので戦車ユニットの多くが疲弊してしまいます。
第2ターンは、移動制限解除になったドイツ軍の反攻。こちらも機動戦を展開すべく、突出した英軍主力を迂回してポイント206からビルシェフェルゼンへ進んで英軍の補給路を切りに掛かります。これでは不味いとイギリス軍が進撃路を順次後退して、シディオマールからビルシェフェルゼンへと攻撃してコンテスト状態にして補給路を辛うじて維持した所でターン終了です。
この時点で、イギリス軍の勝利得点はシディオマールの1点+ドイツ軍ユニット除去の4点の5点。第3ターンで残り5点を取るのは不可能と見て終了しました。
デザイナーが殴り合いのゲームと書いていますが、その通りと実感しました。イギリス軍の攻勢は威力がありますが、リードユニットが消耗していき主力ユニットが裏返った所でモーメンタムが失われます。続くドイツの反撃も同様で、3日間の激闘の後には両軍ともゴングに助けられてコーナーへ帰る印象です。その中で、どう土地によるVPをデザインするかがイギリスの作戦。それをカウンターアタックで粉砕するのがドイツの機転と言う感じです。
小品ですが、なかなか面白い。
作戦記事には概して否定的な筆者ですが、本ゲームに関する鹿内さんの記事は作戦を史実や戦術論に繋げて解説していて白眉だと思います。