WOWOWです。新海監督5作品一挙放送です。
タイトルを聞いて「どういう意味?」と思わせるセンスの良さが、まず素晴らしい。桜の花びらの降下速度とは驚きです。そういうのを測定している人がいるのですね。
物語としては、非常にリアルな初恋物語です。筆者も転校生生活を送っていたので、強い親近感を覚えます。
両毛線の駅まで訪ねていく場面はどきどきしてしまいます。子供には大変な旅路です。
余談ですが、筆者も両毛線に一度だけお通夜に行きましたが、帰りに両毛線が止まってしまって、大変な目にあいました。大人だから帰れなかったらどうしようとまでは不安になりませんでしたが。
最後の小田急線の踏切で擦れ違う場面で、列車が通り過ぎた後に誰もいないのは、とても大きな喪失感を覚えました。あそこで再会したとして、ではどうするのだ?とは思いますが、人影が在って欲しかった気がします。