張名人復位

bqsfgame2018-11-03

囲碁名人戦で、9年ぶりに七番勝負に登場した張挑戦者が最終局に勝利して復位を決めました。
9年前、5冠王だった張。若干、二十歳の若武者だった井山。井山が二度目の挑戦で史上最年少名人となって、すっかり時代は変わりました。
当時の張の実力からすれば、リマッチはすぐにでもあろうかという感じでした。
しかし、山下名人の誕生、高尾名人の復位を越えて、二人の再戦は9年ぶりとなりました。
今となっては、井山が勝って当たり前であるかのような数字が並ぶこととなりましたが、それを覆して張が勝利しました。碁の内容を見ると、昔と変わらないと感じる部分、逆に大きく変わったと感じる部分が混在し、一言で説明しがたい内容となりました。いずれにせよ、近年の名人戦史の中でもエポックとなる戦いになったことは間違いありません。
グランドスラムから二冠交代した井山が、再び名人戦の大舞台に立つまでどのくらい掛かるでしょう。今の状況だと、来年すぐにでも出てきておかしくないのですが、そう簡単に行くか。山下に敗れた時には2年、高尾に敗れた時には翌年すぐに実現しましたが。