1時間で6局分ですから、自ずと対局の中身については薄くなります。
逆に、1時間で全部やってしまうので、番碁の流れが見えるという利点もあります。
今回は八連覇の掛かった井山棋聖に、ベテランと呼ばれるようになった河野九段が挑戦。井山の三連勝でストレートかと思われてから河野九段が2つ返して、第6局決着となりました。
河野九段は井山と番碁を打つのは実に7回目で、7連敗だそうです。挑戦者になるのも大変ですから実力者であることは間違いないのですが、井山時代にぶつかってしまってタイトルがなかなか取れない巡りあわせになってしまいました。
あと解説の高尾九段が、井山戦4連敗ストレートで負けた話をしていて、ストレートでなくて本当に良かったと言うのは、実感がこもっていました。