×はるかな星を読む

チリの詩人、ボラーニョの作品です。
amazonであまりにしつこくお薦めで出てくるので、図書館で借りて読みました。
うん、これは図書館で正解でした。
彼の「アメリカ大陸のナチ文学」に出てくる登場人物をクローズアップした短い長編です。
詩人と言われてなるほどと思いますが、非常に散文的で、ストーリーをしっかり説明することに力点のない作品です。
それはそれで良いのですが、散文として心象に残る訳でもなく、×にしました。
amazonのお薦めに対する信用が少し落ちましたね。ラテン文学ならなんでも良いという訳ではないのです。