ＷＯＷＯＷです。
以前から、見たいような、血みどろだと怖いから見たくないような映画でした。
しかし、多くの新進気鋭の俳優・女優の出世作でもあるので、意を決して見てみました。
４１人の中学生が殺し合って最後の一人を決めるという強制ゲーム。
４１人もいると、描写が薄い生徒も出てくるのは止むを得ません。主役格は、藤原竜也、前田亜季、山本太郎です。最強クラスの敵として、安藤政信、柴咲コウ。
なんと言っても柴咲が演じる光子が怖いです。与えられた鎌を使って、まず油断している女友達を殺してスタンガンを奪い取ります。その後に、殺害現場を見られたピストルを持っている清水比呂野に詰問され絶対絶命のピンチに。この時の比呂野の詰問内容から、光子が普段から悪女であったことが説明されますが、そこを深堀りする尺はありません。
比呂野役の永田杏奈は、その他大勢の中ではセリフも多くキャラも立っています。
普通に綺麗で、連ドラのエピソードゲストくらいなら仕事がありそうに見えますが、運営していたブランドが上手く行かなかったらしい話し（２０１９）や、離婚（２０１７）がネットで転がっています。
主役格の藤原が死にかかった時に灯台で看病する学級委員の内海幸枝が、彼に思いを寄せていて、多少コケティッシュなセリフもあったりして綺麗です。もっと生き延びるかと思いましたが、灯台組の疑心暗鬼による内部崩壊で死んでしまいます。
演じていた石川絵里は、この直後に主演映画が一本あるので、その他組の中ではトップクラスでしょう。写真集も出したそうです。しかし、この人も消息不明のようです。
それ以外では、栗山千明が出てくるのですが美貌にもかかわらず片思いで不憫な終りを迎えてしまいます。
いまや政治家として活躍中の山本太朗は、かなり頼りになる役で得をしている感じ。
全体として次々に中学生が死体になっていくので殺伐としているのは否めません。映画館では、ちょっと正視できなかったかも。
