引き続きWOWOWのジョーカー放映記念、旧シリーズ第3作。
初めて見ました。
第1作はジョーカー、第2作はペンギンと、大物ヴィランを据えて丁寧に造形した旧シリーズ。
第3作は大きく方向転換しました。本作のヴィランは、最初からヴィランとして登場するトゥーフェイスと、自分の発明に理解がないウェイン財閥会社を逆恨みするマッドエンジニア、リドラーのコンビです。
このコンビと戦うのに相棒が要るだろうと売り込むのが、サーカスのトライページの青年、ディック・グレイソンことロビンです。
トゥーフェイスは最初から悪くて、最後まで同じテンションなので、あまり魅力を感じませんでした。リドラーには一定の造形がありますが、前の二作品と比べると肉付けが貧弱なのは否めません。
一方で、旧シリーズのヒロインで一番きれいなのが、ニコール・キッドマン演じるドクター・チェイスです。ニコール・キッドマンとホアキン・フェニックスが共演した「誘う女」も見たいものですが、この機会での放送はないようです。
あと、トゥーフェイスが連れている白と黒の悪女コンビ(WWEのローズとデヴィルか?)、シュガーとスパイス。その、白のシュガーがちょっと魅力的。調べてみたら、ドリュー・バリモア(ETの妹)なのですね。
今回の陰謀のメインは、リドラーが発明したマインドコントロール装置です。カードゲーム「イルミナティ」にも最強兵器として「オービタルマインドコントロール」が出てきますが、人の人格を書き換えてしまうマインドコントロール装置はアメリカでは恐るべき兵器の代表なのですかね。