アンタークティックフリートをソロプレイしていくつか

初めて本格的に、大国ではない国同士の、一定規模を持つシナリオをプレイしました。

なかなか面白いです。

国境紛争対象の島へクスへの揚陸が焦点になります。前回のシナリオ1もそうでしたが、雷撃戦、ASW戦、空戦、爆撃など、いろいろな攻撃オプションが登場して楽しく遊べました。やったことがない戦闘方法も出てきて、ルール学習負荷はそれなりに高いです。

ルール的に一つ。

本シリーズのCAPでは、CAP対象が空母と基地に限定されています。本作のルールでもそうなっています。しかし、本作には空母は登場しません。むしろ重要なのは、前述した通り揚陸艦を含む水上艦スタックです。なので、揚陸艦を含むスタックを対象にCAPができるようにシリーズルールを変更するのが妥当ではないかと言う気がします。これができないと、適当な基地から4ヘクス以上離れた位置を航行する揚陸艦スタックは、空戦的には無防備にならざるを得ません。これは、シナリオのシチュエーションからして不自然なのではないかと思います。ソロでは問題になりませんが、対戦ではCAPを付けた途端に揚陸艦が含まれているとバレるのは好ましくありません。そうすると、タスクフォースにはCAPを付けられるというルールにするのが妥当でしょうか。

セットアップ的に一つ。

重要な揚陸艦ですが、アルゼンチンの揚陸艦ヘラクレスのセットアップ情報が2か所にあります。どちらかが間違いと思われます。その他にもセットアップで、艦名や艦種の記載間違いがかなりあって、ちょっと残念です。

コンポーネント的に一つ。

画像で判るかと思いますが、チリ軍は地色が濃紺で、それに黒字で情報が書かれています。コントラストが弱くて、ちょっと薄暗いと情報が読み取れません。この色の選択は考えて欲しかった気がします。特に、オリジナルのユニットシールではなく、カラーコピーしたものを厚紙に貼ってユニット作成したので、さらに読みにくくなってしまいました。

最後に航空機トリビア

アルゼンチン軍のIA58、プカラ。アルゼンチンのFMA製だそうで、国産機。機種的には、COIN機だそうです。COINシリーズのCOINです。対ゲリラ制圧攻撃機なのですが、携帯対空ミサイルの普及で、アルゼンチンが思っていたようには売れなかったそうです。それでも、コロンビア、ウルグアイなどに売ったそうですから、南米では多少は知られた存在のようです。

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