○首里の馬を読む

第163回、芥川賞受賞作。

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だから読んだわけではなく、これもこちらがトリガーです。

『SFが読みたい! 2021年版』:馬場秀和ブログ:SSブログ (ss-blog.jp)

こちらの国内編第3位に、高山羽根子の「暗闇にレンズ」が入ったことから関連作品としてリンクされたようです。

リンクを辿っていただくと本書に対する馬場評がありますが、サイバーパンクではないかと思ったと言う感想は鋭すぎて拙には連想できませんでした。

タイトルの通りに沖縄の話しで、そこにある資料館、そこから遠隔出題するクイズ、迷いこんできた宮古馬という三題噺です。

結局、資料館は取り壊しになってしまうのですが、その時に主人公が取った行動を指してサイバーパンク的と言うのは判らなくもないのですが、非常に発想しにくい解釈です。

リーダビリティは非常に高く4日間ですんなり終りました。

ストーリー的には発散していて掴みどころがない感じですが、印象は悪くありません。「暗闇にレンズ」も読もうと思っています。

そうそう、図書館です。こういう時、文学賞受賞作品は図書館に確実にあって有難いです。