ジェシー・ジェームズの暗殺を見る

WOWOWです。

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ジェシー・ジェームズと言うと、「ピンカートン探偵団」の敵として登場してきましたが、そうです彼です。本作では逆側から見るのですが、ピンカートン探偵団に追跡される描写があります。

南北戦争後の混乱期に活躍したアウトロー。南軍のゲリラとして戦ったがすぐに終戦。北部人を憎んで犯罪者となり、金持ちから奪う義賊を指向した一面もあったと言います。

ジェシー役はブラッド・ピットです。

個人的には特にファンではありませんが、「ミスターアンドミセススミス」は好きです。

本作では精神的に危うい感じのジェームズ像を構築していて、なかなか良い感じでした。

暗殺とあるのですが、本作の本当の主人公はジェームズを暗殺したボブ・フォードの方になります。ケーシー・アフレック。ベンの弟です。

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ジェシー・ジェームズに憧れて彼の最後の列車強盗に参加。

しかし、ジェームズに巨額の賞金が賭けられると一家の結束は揺らぎ始め、ジェシーも長年の盟友を射殺したりします。

そんな状況下でも最後までジェシーの下に残るのですが、最後は警察と連絡を取り合って、どういうタイミングで彼を売るかを伺います。この「いつ裏切ってしまうのか」それとも「逆に気付かれて撃たれてしまうのか」の緊迫感がなかなかのものです。

傑作とは言いませんが、終盤の三人劇は舞台にしたら見ごたえあるのではないかと思います。

ジェシー柄本佑、ボブを溝畑淳平とかでどうでしょうか?