☆星の墓標(前半)を読む

時系列順に読んでいるので、火星鉄道を中断して星の墓標へ。

この後、火星鉄道の後半、星の墓標の後半と進みます。

星の墓標 (ハヤカワ文庫JA―航空宇宙軍史244) | 谷 甲州 |本 | 通販 | Amazon

タナトス戦闘団

タナトス戦闘団の話しは頻繁に出てきます。ある意味で、開戦劈頭の主役とも言えます。

空挺師団などもそうですが、戦略的に重要で、達成が困難な任務を渡り歩くエリート部隊というのが、いつの時代にも必要なのでしょう。

この章は、早期降伏したタイタンから研究中のラザルスシステムを回収する任務です。12人の適格者の脳を取り出して連結した戦略立案システムです。

ダンテ、ランス、ロッド、ラムといった既にお馴染みの面々が登場します。

タイタン側のスタッフとして、オレリー博士と、スタイン大尉が登場します。

☆ジョーイ・オルカ

派生研究として、オルカの脳と神経系を利用した高速戦闘艦システムが登場し、これが強敵であることが判明します。

航空宇宙軍が対抗するために、やはりオルカを利用したオルカキラーを開発します。これに利用されるのがジョーイです。ジョーイを担当する長谷川技官の視点でオルカ時代から、最後の任務までを描きます。

最後のオルカvsオルカキラーの宇宙戦闘描写が記憶より分厚くて感心しました。