99.9%スペシャルドラマを見る

劇場版前夜祭として2時間半のスペシャルドラマ。

新ヒロインの杉咲花を迎えてです。

杉咲花“穂乃果”に「クセ強い」「キャラ濃い」の声、西島秀俊と蒔田彩珠の共演に“モネ”を思い出す視聴者も…松本潤主演「99.9」SP |  cinemacafe.net

何といっても悪役側の弁護士が西島秀俊と言うのがスゴイ。弁護士に唆されて政治家を訴追する検事役に津田寛治。政治家は戸次重幸。その秘書は平岩紙

なかなかのキャスティングで、それぞれの役にふさわしい人が選ばれていると感じました。

「相棒」のレギュラーの山西敦が偽証する贈賄側社長で登場。冒頭の小事件では被害者にファーストサマーウイカ、下着泥棒に児島一哉。

戸次の収賄を否定するためにいろいろ検証していくと、まず山西が使っていたバッグに輸送中の書類と賄賂の500万円の札束を同時に詰め込めないという所で綻びが出ます。

その綻びから「裁判官の心証悪し」と見た西島側が、戸次が山西に送った御礼状を追加証拠として事前準備なしに投入します。

しかし、これこそが松本潤の思う壺でした。「なかったこと」を証明する困難さから脱出し、一転して追加証拠のお礼状の不自然性を追及する展開に。

西島は途中まで傍聴していましたが、「もはやこれまで」と退出してしまいます。検察側は、まさか「一弁護士にそそのかされて証人も証拠もねつ造して冤罪を通そうとしていた」とは言えず、トカゲの尻尾切りで津田寛治に全責任を負わせて幕引きを図ります。

しかし、根本悪である西島を捕まえ切れなかったので、勝負は延長戦(劇場版)へということに。

「奥様は取り扱い注意」でカッコ良かった西島がヒールターンしましたが、ヒールとしても大物ぶりを発揮していて、劇場版ではどんな戦いになるのか非常に興味をそそります。これは観に行こうかと思わせてくれました。

西島の娘に、蒔田彩珠が登場してきて、今回のドラマではあまり重要な役割ではなかったのですが、思わせぶり。劇場ではどんな活躍をするか楽しみです。

西島秀俊&蒔田彩珠が親子役で「99.9」シリーズ初参加、新場面写真が到着(WEBザテレビジョン) - Yahoo!ニュース