外惑星動乱記をソロプレイする

ひとまずやってみました。
ソロプレイに多少の疑義がありますが、そこは適当に処理しました。
「ウォーアットシー」系列に共通の問題として、非常に不安定な感じがします。
ユニットが貴重であるにも関わらず、一旦、戦闘をすると非常に決定的な結果(往々にして一方の全滅)をもたらすためです。陸戦作戦級の感覚では作戦実施の可否を判断するのが危険なのです。
さらに戦闘解決が6出ろシステムなので、時に非常に極端な結果が生じることもあります。
特に艦船の撃たれ弱さが顕著な外惑星側は非常に出撃・交戦の判断が難しいです。まぁ、これは史実でもそうだったと思うのでゲームデザイン上の問題ではありません。
第1ターンは、外惑星側の奇襲で始まります。任意の仮装巡洋艦で任意の港湾を攻撃できます。真珠湾ですね。
しかし、航空宇宙軍側に対策があり、急襲によって港湾攻撃直前に1dr分の艦船を緊急出撃させて通常交戦できます。これによって一方的に停泊時被害を受けずに済むのは大きい。とは言え、1dr分だけなので万能ではありません。その他の航空宇宙軍側は、第1戦闘ラウンド後に警戒出撃できるだけです。ですので、1ラウンドだけですが、停泊時攻撃を受けてしまいます。
結果として、どれくらいの成果が最初の奇襲で期待できるのかを推定するのが難しいのです。
また、勝利得点システムが独特です。勝利得点が付いている宙域を支配することで得られますが、両軍の得点が非対称です。たとえば内惑星宙域は、航空宇宙軍が支配して当然ということで、航空宇宙軍が支配しても0点です。外惑星が支配すると3点です。木星は両者にとって3点、土星は両者にとって2点です。3つに分割された小惑星帯は両者にとって1点。間違えやすいのは、前方トロヤと後方トロヤは、外惑星には1点でも航空宇宙軍には0点です。
戦闘は一方だけになるまでやるので支配権判定は簡単です。ただし、通商破壊ボックスがあると外惑星は通商破壊出撃ができて、その場合は支配できませんが航空宇宙軍の支配を妨害できます。通商破壊ボックスは、3つの小惑星帯と両トロヤ群にあります。