最後は2回まとめ放送で、無理無理に3月一杯で終わらせました。
非常に面白く見られました。
後半は老耄が激しくなっていく秀吉との対決という感じでしたが、実際にそうだったのだろうと思います。
近藤正臣と桜木健一の、柔道一直線コンビが重要な役回りを担っていて、当時、旬の若手俳優だったのだなと思いました。
ルソンから持ち帰った無価値の壺を大阪城西の丸で利休の目利きで売りさばいて大富豪になるエピソードは一つのクライマックスでした。神山繁って、重要な役回りだったのですね。最終回でも首を切られるときに、わしゃ坊主じゃ、自分の念仏で極楽浄土へ行くわと言い放って怪僧ぶりを見せました。
五右衛門の秀吉暗殺の試みは、伊賀対甲賀のシナリオにもさせてもらいましたが、これもクライマックスでした。
最後の関ヶ原で敵中突破してきた島津隊の義弘を見たら、なんと平泉成さんなのには驚きました。まったく記憶にありませんでした。で、会合衆に諮ったうえで開門してやります。ここで見捨てていたら明治維新はならなかったことでしょう。
本当に最後で「堺を捨てるのではなく、我らが持ち去るのだ」は名言。
エンディングで主要人物を助左衛門が回想するのには、やはり一年分の重みがありました。
ラカンドーラや、ハギビスも入っていました。本作のフィリピンロケと、フィリピン人俳優出演は、時のマルコス大統領のご快諾あってのことだったそうですから、これも時代だったのだなと思います。
そうだ、男たちの旅路:墓場の島を見なくては。