先般の駿河屋への売却時に、候補として見積もりに出した一冊です。
予想外に安かったので留め置いて、これもなにかの縁かと思ってルールを読みました。
ラテンアメリカ戦役について、スペイン語資料を消化してデザインしてくれるのがロメロしかいないように、沖縄戦についても日本語資料を消化してデザインしてくれるのは日本人しかいないかと思います。
日本人がデザインした沖縄戦ゲームが、自分の目が黒い内にはもう出てこないかと現実的には思いますので、その意味では貴重な資料かとも思い始めました。
もりつちさんのプレイ記録がネットで検索すると出てくるのですが、破綻しているようなこともなさそうです。
GJ#73「沖縄の落日」をプレイする : もりつちの徒然なるままに (livedoor.blog)
他にはこちらも出てきます。
GJ「沖縄の落日」を初プレイ: 戦闘教師「ケン」 華東大乱編 (seesaa.net)
その昔のウォーゲーマーの「オキナワ」もありますが持っていませんし。
ルールを読んだ心証としては、良さそうです。
シュヴァープンクトとは別のチットを多用するシステムです。
待ち伏せ兵器はチット化して登場するまで秘匿。それに対抗してキャンセルする兵器も同様。
海空戦全体をチットの応酬で処理して、海軍、空軍ユニットをなくしてしまったのは、思い切ったものです。マガジンサイズのコンポーネントに収まるようにということなのかと思いますが、これで機能するなら良い処理だと思います。