茨城会:応仁の天下を対戦プレイする2

 1戦目で相場観が立ったこともあり、2戦目は大接戦となりました。全員が100VPを越える展開となりましたが、こうした接戦になると終了時に想定外のボーナスを提供する文化カードの威力がモノを言うこととなり、一休、雪舟銀閣の3枚を制していたタケシさんが最終決算でぶっちぎって勝利しました。

 これは昨年のプレイと同じ展開だそうで、昨年参加した喜多川さんが「文化が強すぎて、盤上で頑張ってもむなしい」とコメントしていました。一方でタケシさんは、盤上では東海道くらいしか拠点がなく前半は最下位、後半に入ってもトップに立つことは一度もない展開だったので勝てそうな気がしたのは最後の決算を始めてからだったようです。話しを聞くと、銀閣は補充カードで引いて、そのままプレイできたと言うので、非常にラッキーだったようです。
 その一方で、傍から見ていると盤上にリソースがないので攻撃してもVPを減らせない構造なので、実は中間決算あたりから終始潜在的なトップだったのではないかと思います。仮に攻撃されてユニットが除去されても、それは一休のボーナス(終了時に手元に残っているユニットごとに2VP)に変換されるので非常に打たれ強く始末に負えないヒュドラなのです。
 ただ、狙って文化カードを揃えるのは非常に難しく、最初のドラフトで回ってきたら握ってしまうくらいしか出来ることはありませんが、それで3枚そろえられるかと言うと非常に心もとない。特に今回の結果を踏まえてから次にプレイすると、文化カードをみなが握って回さなくなるので、この勝ちパターンはしばらくは見られないかも知れません。
 席上でも話題になったのですが、「出来栄えからしてもっとあちこちでプレイされていて良いように」思います。応仁の乱は、戦国時代(信長台頭以降)に比べると、ずっと人気がないのですかね。