近々引越すことになったので不要品の処分を考えている。
マンガ本は急速に整理しているのだが、今回は萩尾望都も思い切ろうかと思って、当落線上のところをまとめて読み返している。「スターレッド」は本格ＳＦでディックゆかり（？）の火星ものとあって持ってきたのだが、水準的には「銀の三角」、「モザイクラセン」、「Ａ−Ａ’」があれば是非にという訳でもないかと思ったりしているところ。
久々に読み直して思ったのは、ことが銀河規模になってからの迫力やスケール感がもう一つで、割とパタパタっと終わってしまうかなという気がした。もちろん後年の萩尾作品と比較しての贅沢な注文なのであって、この作品の書かれた時代の水準を越えていたことは間違いないのだが。
「半神」、「エッグスタンド」なども迷っているところで、ことに「エッグスタンド」は個人的には印象深いのだがＳＦではないし、あまりの沈鬱さにそうそう再読もしないかという気もしている。非ＳＦものは「メッシュ」シリーズだけ残そうかと思っている。
