有志ゲーム会:キャメロットの影を対戦プレイ

bqsfgame2006-02-26

「エルフェンランド」を終えた後で何をやるのかOさんの家のゲームを発掘。個人的に未プレイだった「キャメロットの影」を所望。
5人プレイで、裏切り者の可能性ありの標準設定でプレイ。ブラックナイトに負け、ピクトに負け、ランスロットに負け、ブラックナイトの二度目は勝利、サクソンに二度勝利、ブラックナイトにさらに勝利するも、最後は聖杯とエクスカリバーとドラゴンとシエージガンが全て煮詰まってしまって、黒のイベントカードも取捨選択能力の都合で最後に濃いものが煮詰まって残ってしまってどうにもならなくなり、最後にYさんが裏切り者として姿を現して包囲陥落で騎士団は敗北してしまった。
個人的にはトリスタンをプレイしたのだが、フリームーブのお陰で急場に次から次へと走り回らされ正に東奔西走した。ゲームの途中では、誰が一番疑わしいかで大論争となり、ここ数年で一番の抱腹絶倒のプレイとなった。
正直に言って、これほど面白いとは思わなかった。テンションが上がりすぎて苦しいくらいに面白かった。
その一方で、予想以上にプレイヤーを選ぶゲームだとも思った。今回は有志ゲーム会なので濃いゲーマーばかり気心の知れた同志だったので爆発的に面白かったが、初心者や知らない人がいる場でプレイできるのかどうかは不安を感じた。特に裏切り者がいて疑心暗鬼な展開‥というのがどこまで受け入れられるか。
個人的な感想だが、5人プレイで裏切り者がいると勝率は10%を下回るような印象を受けた。5%以下かも知れない。裏切り者が生き残ると白の剣が2本コンバートされるというのは痛い。そうすると裏切り者は積極的な裏切りを働かずとも、単に生き残るだけでも十分なダメージを与えられる。
では、勝算が薄いからと言ってつまらないかと言えばそんなことは全くなく、前述した通り此処数年でこれほど笑ったことはないというくらい面白かった。ゲームにとって勝敗は必ずしも常に重要な結果ではないという一例だろう。
ゲームの大きなフレームワークとしては、クニッツアの協力ゲーム「指輪物語」に近い。題材の現時点での知名度と、裏切り者などなく皆ですっきり協力できる点からゲーマーでない人とも遊べる点で「指輪物語」が家にあれば「キャメロットの影」の方はゲーム仲間の誰かが1セット持っていてくれればいいかという感じだろうか。