キューバン・ミサイル・クライシス

bqsfgame2006-03-24

キューバでインスパイアされたゲーム、その2が、ケリー・アンダースンの「キューバミサイル危機」。
アンダースンと言うと、「マリーン2002」、「ムーンベース・クラヴィウス」、「ラスト・フロンティア」、「バーナードスター」などのSFゲームのデザイナーとして知られている‥? このアンダースンのもう一つの軸が、「マッカーサーズ・ウォー」、「アルマゲドン」、「キューバン・ミサイル・クライシス」などの20世紀の核戦争の危機を描いた一連の作品である。朝鮮半島、中東、キューバと導火線は違えども、いずれも米ソの核戦争への拡大の可能性をゲームで捉えた作品になっている。最近になって、「ウォープランドロップショット」三部作や、「トワイライトストラグル」が出て、俄かに20世紀の冷戦構造に日が当たった感じもあるが、この題材を10年前から真摯に扱い続けてきたのがアンダースンだと言えるだろう。
キューバミサイル危機」は、2002年の作品でアンダースンの上記の三作品の中では最新。ただ、なにせキューバと言うのは限定紛争の舞台としては他よりも扱いにくいこともあって、デザイン的には難しい気がする。ルールさえ読んでいないのでショートレビューとは行かないが、いずれはやってみたいと思っている作品の一つではある。