本来はこれが最初に来なければいけないのだが、今年はSFゲームという意識が弱い一年だった気がする。
◎ネットランナー
久しぶりにプレイしたが素晴らしいゲームだと思う。ガーフィールドの天才振りを見せ付けたのが、「マジック」、「ジハド」、そしてこの作品と続く立て続けのパブリッシュだろう。トレーディングカードゲームの持つ可能性を早々に徹底的に引き出した仕事振りは誰にも真似できない。
◎サイバーノート
これも久しぶりにプレイしたが素晴らしい作品。ミランダの最高傑作ではないかと思うのだが、これもアメリカンゲームの埋もれた傑作の一つだろう。
◎キャッスルオブマジック
これも伏兵の部類だが、ゲームメカニクスの洗練された完成度は特筆に価する。推理ゲームでこのシステムがもっと流用されて傑作がいくつも出ていて良いと思うのだが、どうしたものかあまり類似システムを見ない。傑作が必ずしも評価されて著名になり後継者を生まないという少なからぬ事例の一つ。