このシナリオは、ドイツの重戦車が出てきて、さすがに強いと思わせる。ただ、このシナリオに限らないが、タンクリーダーのシナリオは、結構、機動性が重要になる状況設定が多い。このため、ケーニヒスティーゲルの移動力の低さなどは、深刻な弱点であることも浮き彫りになってくる。第一世代の戦車戦ゲームでは、砲の威力や装甲などの直接対峙したシチュエーションでのカタログスペックに焦点が当っていた。それに対して第二世代の戦車戦ゲームでは、スポッティングや機動という「撃ち合う前にいかに自分に有利な状況で撃ち合いを始めるか」に焦点が当っている。これは大きなパラダイムシフトだったのだなと改めて感じる。