アップフロント:スターリングラードシナリオを対戦プレイ

bqsfgame2008-03-03

TSさんと新宿某所にて春にはペガサスブリッジで会うための打合せを兼ねて三度アップフロントを対戦してきた‥(^o^)
今回のお題はGeneral誌のOAFシナリオ。最初はスターリングラードシナリオをソビエト軍を持って対戦。このシナリオでは、攻撃側にラジオや爆薬と言ったハードウェアが与えられ、防御側には初期地形選択というすぐに失われてしまうような利点しか与えられない。最初にルールを読んだ時にはこれで良いのかと思ったのだが、先日のソロプレイでも書いたように、進入先の地形が保証されるという点がソビエト軍に有利に働き、非機能カードが多いということがドイツに不利に働くので、むしろ防御側のソビエトが実感としては有利なようだ。
この日の対戦プレイでも先日のソロプレイ同様、ソビエト軍が優位に進めてドイツ軍の分隊を崩壊させて勝利することができた。
その後、OAFシナリオから硫黄島シナリオを選んで日本軍で対戦させてもらったのだが、これはどうもルールが奇妙でプレイバランスもプレイバリューも崩壊しているように思われたので中断とした。
具体的には日本軍は相対距離ゼロ以下には下がれないが、そこまでは下がっても良いというルールと、アメリカ軍は日本軍を崩壊させない限り負けという勝利条件が噛合わない。ただでさえ移動志向の日本軍は相対距離ゼロに下がり続けて良いと言われれば、ジャングルの中、ひたすら後退して兵力温存という作戦。どちらかと言えば準備万端型で積極果敢とは言いがたいアメリカ軍は、とてもジャングルの中で日本軍を捕捉しきれるほど前進しきれそうになかった。ただひたすら後退して1デック終わってほとんど無傷の日本軍という状況で中断。ほぼ間違いなく勝てると思うが、プレイしていても何も面白くないというシナリオだった。
最後に口直しにスターリングラードシナリオのバリエーションでソビエト軍が攻撃側というのをプレイしてみた。今度はソビエト軍にラジオと爆薬が与えられる。とは言えソビエト軍のラジオは使い勝手が悪すぎで全く効果を発揮することがなかった。このため、中盤まではドイツ軍が優勢に局面を進め、結果としてソビエトは前進してポイント不足を補わざるを得ず、その過程で損害が嵩んで、さらに前進の必要が生じると言う悪いサイクルに入ってしまった。しかし、中盤以降、前進を遂げた射撃グループが至近距離での大火力を獲得してコンスタントに有効な射撃を送り込めるようになり状況が好転。最後はSLによる爆薬投擲も実現して逆転、相手方の捨身の白兵戦を返り討ちにして辛勝した。