ヴァニッシュド・プラネットをソロプレイする

bqsfgame2008-05-13

今回のソロプレイは3人想定。
特に制約がある訳ではないのだが、綺麗に三方に分かれる組合せで、メーヤット、タリス、サーヴィエルの3種族でプレイしてみる。拡張キットの種族特殊能力はそれぞれが2種類から選べるのだが、今回はマイルドな低目標数値のものに揃えてみた。全て目標値は5点なので、3種族合計で15点を挙げれば勝利となる。
メーヤットの特殊能力は、ゲーム開始時に既に3つのタグを盤上に配置できると言うもの。スタートダッシュが早い訳だ。
タリスの特殊能力は、ゲーム開始時にフリーのゴールカードを1枚引いており、ゲーム中、ゴールカードを2枚持つことが許されるというもの。このゲームではゴールカードがないとプレイの指針が立たないので最初から持っているのは大きい。また、1枚達成しないと次を知ることができないので、その時点で持っている資源が次に役に立つかどうか分からないのが痛いのだが、2枚を持つことが出来るので効率よく計画が立つ。非常に良い能力だと思う。
サーヴィエルの特殊能力は、トレードを1ターンに2回行えると言うもの。1ターンにできるトレードが1枚だけに限られているというのが、この多人数協力ゲームでの協力限界を設定しているのだが、そこを越えられる能力でこれも良いと思う。ただし、今回は適用するのを忘れた場面が多くて、最初に適用するだけのメーヤットや、最初に適用して以後もリマインドしやすいタリスと比べると、一人でマルチを持ってプレイするときには忘れやすい能力ではあった(笑)。
プレイの方は序盤はタグを置くのが重要。タグを置く速度を上げるために宇宙船の増築をプレイチップに従って試みてみたが、これが結構時間が掛かるので本当に良いのかどうか確信が持てなかった。
むしろ、プレイした反省として痛感したのは以下の2点。
1:ゴールカードを引くことが出来る通信ポイントは早めに暗黒生命体に飲まれてしまうので、序盤で早く利用することが必要。そうでなければ、自分のホームワールドを通信ポイントにする技術を開発することが必要。
2:ゴールカードの多くには、盤上の特定の場所に行くことが指定されているが、盤が意外と広い(と言うより宇宙船の移動力が低い)ので、ワープ技術の開発には大きな意義がある気がした。
あと、2の都合があるので、今回は登場しなかったリカエ族の暗黒生命体をワープトンネルとして使える能力や、キリン族のゴールカードをトレードしてしまえる能力が強い気がした。特にキリンの能力とタリスの能力を組合せて使うと、特定の種族が達成しやすいゴールカードをその種族に回してしまうというプレイがスムーズにできる気がするので、かなり強力な気がする。
その意味では種族の特殊能力の組合せによるコンボがあるので、登場種族による難易度の差はかなりあるかも知れない。また、各種族の能力が2種類ずつあるので、そこまで含めるとかなりいろいろなことが起こりそうな気がする。この部分でリプレイアビリティを確保できている気がするので、是非とも近い内に一度ならず対戦してみなくてはと思う。
発売からプレイまで遅れてしまったが、かなり良いゲームではないかという気がしてきた。