クスバルセスの実体のルールについて悩む

まず思いつくままにルール改訂版を書き上げてしまって、プリントアウトを持って通勤電車で再読しながら実際のプレイで機能するかどうか脳内テストプレイしてみる。
今回の目玉の一つは、魔神を封印するのに特別な条件を設けることで、それぞれの魔神の個性や異なる手強さを出そうという部分。で、最後のクス・バルセスについては、プレイヤーが全員集合して対決するような感じの条件を設定してみた。
さて、冷静に考えてみると、これは本当にできるのだろうか?
盤上の魔神が最後の一体になると、魔神は2ターンに1回の割合で世界中をランダムに飛び回るようになる。1ターン目に邪教徒が前兆として飛び回り、次のターンに本体が移動して都市を破壊する、そして次に邪教徒が飛び回り、そして4ターン目には本体はそれを追って全然違うところに行ってしまう。
したがって、前兆の邪教徒の発生段階でプレイヤーたちは、「次はあそこに現われるぞ!」と分かるのだが、その3ターン後にはそこから全然関係のないところにいなくなってしまう。その間に全員が世界各地から現場へと駆けつけて封印を試みられるかだ。
書き下してみよう、

邪教徒の前兆
プレイヤーターン
本体の移動
プレイヤーターン
邪教徒の移動
プレイヤーターン
本体が次のどこかに移動してしまいさようなら

と言う構造で、目的地が分かってから3回のプレイヤーターンが与えられる。このゲームでは、1プレイヤーターンに3回のアクションが実行可能なので、合計9アクションがある。そして、最後のアクションは封印の試みでなければならない。
とすると、それまでの8アクションで世界のどこからでも目的地に辿り着けるのなら、この封印条件は現実的に実行可能ということになる。逆にそうでないなら、魔神が皆が辿り着ける運の良いところに出てこない限りは、決して全員集合して対決することはできないということになる。そして、後者の場合には、また次の出現場所について判定するまで2ターンの間、ゲームは実質的にデッドになってしまう‥(^_^;
うーん、結構、痛いなぁ、このプレイ展開の予想は‥。