金曜日の会:ウォーオブザリングを対戦プレイする3

フェローシップ側から見ると、サウロン側のハンティングについて違う実感を持つことができた。
ハンティングでは、サウロンが先ずダイスの中から任意の分をハンティングに置く。そして、残りをロールするのだが、残りのロールからも目のダイスはハンティングに投入される。
この時に重要なことがある。
1:最初に置けるダイスの数は、フェローシップのコンパニオンの数に制限される。
2:後からロールで出る分は、制限に関係なくいくらでも置ける。
結果として、
3:序盤においては、サウロン側はやりたいことが多いので少なめに置き、できればロールでも目は出て欲しくない。
4:終盤においては、ハントボックスのダイス数がそのままハンティングタイルで与えられるダメージになるので、できるだけたくさん置きたいし、どんどん目が出て欲しい。
ところが、
5:コンパニオンは旅路の途中でどんどん死亡したり脱落したり分離していくので少なくなっていく。
ということである。
ここらへんは、当たり前のことなのだが、今回、フェローシップを初めてプレイすると、改めて痛感した。
所謂、ゴラムダッシュ戦略は非常に有効で、他のコンパニオンを全て使いきってゴラムだけが仲間だと、サウロンはハントダイスを1個しか置けない。そして、ロールでも1個くらいしか出てこないと、ハントタイルのダメージが小さくなる。これは非常にありがたい。
結果から言えば、実はサウロン側がフェローシップにダメージを与えようと思えば、序盤から中盤でしか能動的にはダメージを大きくできない。したがって、軍事的ブリッツの誘惑はあっても、「序盤こそ」できるだけハントダイスを置くようにプレイするしかなさそうだ。そうしないと終盤になってからフロドたちを止めようとしても、その時には止める手立てがなくなってしまっているからだ。
実はこれに関連してもう一つ重要な問題があるのだが、それはFFGの戦略記事に強調されているので此処では触れないで置く。実際にプレイで登場するとすぐにわかる戦術なので‥(^_^;
今回のプレイでは、イベントカードの引きが良く、所謂キャラクターデフェンスカードの角笛や斧と弓が序盤に登場、コンパニオンがいる内に有効に使えた。そして、それらを使い終わった後でコンパニオンを順に分離し、モルドールに入った直後にゴラムダッシュ体制に入り、最後のターンはサウロン側がハント制限で打つ手がなくなったところでスムーズにゴールインした。
幸運にも恵まれ、またFFGの戦略記事の教えるところに大いに助けられて、今回は理想的なフェローシップの勝ち戦さになった。
それにしても、なかなか面白いゲームなので、また近い内にやりたいものだ。
余談だが、本ゲームについては、FFGの戦略記事様様で、以前のサウロン側での2連勝から3連勝中。
FFGの戦略記事は秘伝として家宝にしようかしらん‥(^_^;