ワレスのゲティスバーグをソロプレイしてみた。
メインはコマンドブロックを用いたオーダーシステム。
各プレイヤーは8枚あるコマンドブロックを盤上に配置する。このコマンドブロックを置いたエリアにオーダーディスクを置いて、そのエリアと隣接エリアに存在する自軍ユニットに命令を実行させる。
興味深いのは、コマンドブロックに数字があり、その数までディスクを置くと、そのブロックは使用済みになる。これを1アクション費やして回収しておくと、全部の手持ちブロックを使いきったときに再利用できる。某所にも書いてあった通り、一種のリソースマネージメントゲームである。
相手がどこかにコマンドブロックを置いて来たら、それがどの程度の規模のものでどういう意図かを推し量る。必要なら対処できるように、こちらも近辺にコマンドブロックを配置する必要がある。そうしないと、すぐに命令を出してリアクションすることができないので。
ゲームとして機能しているし、プレイアビリティは良い。
ただ、このシステムがゲティスバーグ戦や南北戦争の何を表しているのかは不明。
最近のワレスのゲームの中では、ちゃんとワレスらしさがある良い作品だと思う。
しかし、ゲティスバーグらしさや南北戦争らしさがある訳ではなく、本作を南北戦争ゲーム仲間に推奨するのは難しいように感じた。