茨城会:SGBOH:トレビア川 その4

第8ターンは、再びローマ軍に手が渡ってコホルトラインが機動した。
続く第9ターン、疲弊してきた左翼の騎馬槍兵に代わって、中央のケルト歩兵を前進させることにした。史実では中央部については、ローマ軍の歩兵兵力が優勢だったので、先に前進したのはローマ軍側だった。しかし、今回のプレイの戦況では、カルタゴ側が優勢な中、ローマの損害水準を一気に勝利条件水準まで引き上げるために、敢えてカルタゴ側が中央で動く展開となった。このことがゲームの展開に大きな影響を与えたと思うのだが、これも後のコメントとしたい。★★
第10ターンは再びローマ軍のコホルトラインが活動して戦果を挙げ、カルタゴの損害も累計64ポイントまで上がってきた。この時点でローマ軍の累計損害は80ポイント。常にローマ側の損害が先行しているとは言え、退却水準の違いを考慮すれば、接戦と言って良い範囲にあったと認識している。
そして、第11ターンにカルタゴは再びケルト歩兵を活性化し、これがついに接敵して戦果を挙げ始める。
此処でカルタゴ軍はプレイ開始前にプロットしておいたマゴの別働隊がローマ軍左翼後方で活動を開始する(第12ターン)。
満を持してハンニバルがターン継続の試みを実施して成功、第13ターンもケルト歩兵が攻撃を繰り返す。この3ターンで、ローマ軍の損害は一気に54ポイントにも及び、累計で134ポイントまで拡大してしまう。恐るべしハンニバルの戦さ上手。
画像はローマ軍側から見たセットアップ時の両軍の配置。
実に4個ダブルレギオンを展開したローマ軍の錚々たる戦力は凄まじい。しかし、敵地でありながら、これに匹敵する兵力を動員したハンニバルも恐るべしと言うしかない。
アルプスを越えた少数の象が戦闘に参加しているが、規模が小さくフレーバー程度。実際問題として貴重な一回の手番を規模の小さすぎる象の活性化に割り当てる気はしないので、ゲーム終了時まで象は活性化することはなかった。