茨城会:SGBOH:トレビア川 その5

カルタゴ側の明確なミスプレイの一つが、マゴの増援部隊のプレイの仕方。スコア的に優勢で気が緩んだのか、ローマ軍の反撃の余地をきちんと考えた配置の仕方をしなかった。
結果として、第14ターンにローマ軍左翼の騎兵が反転してマゴの増援部隊を攻撃してきたときに、側面攻撃を受けることになってしまった。これは大きな反省。
しかし、劣勢のマゴの部隊を機動するよりも、もはや得点的に決着を付けに行った方が早いと判断して、第15ターンにはさらに中央のケルト歩兵で攻撃を続行。これで33点を獲得して、ローマ軍の損害累計を167点に。
此処で惜しみなくハンニバルのターン継続を注ぎ込んで、さらにケルト歩兵で攻撃。これで179点まで到達。
ローマ軍に手が渡った第17ターンに、ローマ軍はついに最後列の重歩兵トリアリイを起動した。このトリアリイには特別ルールがあって、最初に機動するときにモラルチェックをして失敗すると、いきなり潰走してしまう。
成功率は70%ほどだが、8ユニットほどあるので、これで発生する損害で敗北が近づいてしまうリスクが高い。しかし、此処でローマ軍は強運を発揮して、全ユニットモラルチェックに成功して、重歩兵で反撃を開始する。
第18ターンに、カルタゴケルト歩兵による最後の攻撃を実施、これでローマ軍の損害を累計199まで持って行った。たらればは意味がないが、先立つトリアリイのモラルチェックが一つでも失敗していたら、此処で205ポイントに到達していたはずだった。
最後の第19ターンは、ローマ軍のトリアリイによるケルト歩兵への攻撃。歩兵としては中歩兵でしかないケルト歩兵は、ローマ軍の重歩兵の攻撃を受けると圧倒されてしまう。結果として、カルタゴの損害も累計139ポイントにまで至った。しかし、ローマ軍側の損害も出てしまい、最終的にローマ軍の損害が205ポイントとなってゲームは完全決着した。★★★