上記のような不安定要因を抱えていて、非常に危なっかしい印象のゲームです。しかし、つまらないと言う訳でもありません。スエズ戦線、ロシア戦線、ペルシャ侵攻、英軍上陸と言った多方面の戦場を一枚のマップで総合的にプレイするのは、なかなか興味深いものがあります。ルールは少し多い印象もありますが、煩雑に過ぎるというようなことはありません。ミランダのゲームで共通のテイストですが、史実で起こった様々なイベントが用意されていて、悪く言えば振り回され、良く言えばドラマチックになります。
オスマン帝国が、もっと抑え気味にプレイして、連合軍の上陸作戦が適度な成果を上げたときに、最後まで物語が進んでいったらどうなるのか興味を感じさせます。ですから、また機会があればプレイしてみても良いかなとは思いました。