第2ターン、ソルーム攻撃に成功した枢軸軍は、早速「エジプト国粋主義者の蜂起」を投入します。
エジプトのイギリス軍は、ソルーム部隊全滅により既にアレクサンドリアとカイロにしかいません。止む無くイギリス軍は残り少ない守備兵力から貴重な1ステップを削減します。
その状態を確認できたので、枢軸軍はソルームの部隊全軍でカイロへと突撃します。この攻撃部隊全軍でどんどん進めるのは、補給ルールが存在しないからです‥(^_^;
カイロの英軍は、陸上部隊はわずかに1ステップしかなく、アレクサンドリアと違って要塞効果もありません。空港があるので爆撃機を防衛に使えますが、地上部隊が撃破された時点で空軍ユニットも自動除去です。1ステップでは、さすがに守り切れるはずもなく1941年4月にしてカイロが陥落してしまいました(画像)。
カイロが取られると、いくつか大きな問題があります。
1:カイロが奪われることで、英軍はスエズ運河を使用できなくなる(両岸を支配していないと使用できないため)。このため、英軍の中東増援はペルシャ湾経由になる。
2:ペルシャ湾経由の増援はイラクから上陸するのだが、エジプト奪回に向うための経路上にゲームルール上進入禁止のヴィシーフランス領シリアが存在する。このため、増援は移動困難なシリア砂漠を経由しなければなりません。
3:カイロは両軍ともに利用できる再編成拠点で、ドイツ軍は現地で補充を直接受け取ることができます。つまり、イタリアやギリシャから海輸して陸送する必要がないのです。
このため、カイロが一旦、陥落すると、英軍は奪回に非常に困るのです。