臨時千葉会:マーレノストラムを対戦プレイする

bqsfgame2015-07-12

先月の茨城会に続いて対戦プレイです。同じゲームを続けて対戦プレイするのは、筆者としては珍しい‥(^o^;
今回はDragoonさんを相手に連合軍を持ちました。とは言え、DRAGOONさんがレッドラ系列は初めてと言うので、ルールだけでなく作戦も説明して待ったありでプレイしました。
実態としては、二人で枢軸軍の初期作戦を研究するのに近い状況となりました。
ランダムイベントチットや補給ポイントの揺らぎがあるので定跡化は難しいと思いますが、当日の戦果としては。
第1ターン:トブルク攻略★、ベンガジ攻略、マルタ上陸。
第2ターン:メルサマトルー攻略
第3ターン:マーキュリー作戦成功★、アレクサンドリア包囲、カイロ攻略
と非常に順調に推移しました。
多少の細かいミスは別として、これが枢軸軍のベストプラクティスなのではないかと思います。カイロ攻略は、連合軍がアレクサンドリアに強力な部隊を置いたため迂回したものです。しかし、結論としてはカイロの価値の方がゲーム序盤では高いことが判りました。これは、枢軸軍がカイロを利用してリフィット配置を行えるためです。
ですので、英軍艦砲射撃で吹き飛んだ第15装甲師団はカイロに再登場するようになりました。逆に英軍はミドルイーストボックスからペルシャ湾イラク経由でリソースを投入するようになり、これではとてもやってられんと言うことで終了としました。
結果から見れば、英軍はアレクサンドリアを放棄してカイロ死守に回らなければならなかったようで、此処まで巻き戻せれば続きをやっても良かったのですが、無理だったので終了にしました。
で、連合軍としては投げた状態でしたが、感想戦では枢軸軍が勝ったと言えるのかどうかは疑問と言う話しになりました。カイロが最前線なのですが、イタリア本土からカイロまで補給を送るには、イタリアで乗船してベンガジへ下船、ベンガジからエルアラメインまで道路移動、そこからカイロまで通常移動と3アクション必要です。通常アクションは増援やリフィットに使うので、補給消費アクションになります。すると、2ターン分の補給期待値4個を蓄積してから輸送して、輸送のために3個が消費され1個しか前線には届きません。つまり、2ターンで1個しかカイロには補給が届かないのです。この状況で、強化されたアレクサンドリアを攻略できるのかと言う問題が残っているのです。
個人的な感想としては、どうもアレクサンドリアやカイロ方面が、枢軸軍補給の実質的な限界点としてゲーム設計されている気がします。ですので、枢軸軍は順調に推移しても勝ちきれないように思いました。もちろん、ヴィシーフランスのシリア割譲や、イラク青年団の反乱で、モスルやダマスカスが陥落して、その状態のままゲームが終了すれば勝てるのですが、それは運頼みと言う世界です。