だいぶ間が空いてしまったが、猪木と同じ43年生まれの星野である。
山本とのヤマハブラザースで米国武者修行では大活躍。帰国後に日本プロレスの猪木除名騒動では、除名祝いの写真で中心に写っており、その関係もあって盟友山本とすんなり新日本にとは行かなかったらしい。
しかし、新日本参加後はコマ不足もあって、軽量ながらメインに近いところでTV放映に写る機会が多かった。
ボクシング志望だった経歴がありナックルパート攻撃が隠れた得意技だった。圧倒的に有名なのはドロップキックだろう。
日本プロレス時代のNWAタッグリーグ戦で猪木と組んで優勝、山本とのコンビでは国際に上陸してIWAタッグ王座を奪取。地味に見えるがバイプレイヤーとしては、体格のハンディを跳ね返して活躍した選手と言えるだろう。
95年に引退した後、魔界倶楽部の総統として登場したのは、どちらかと言えば末節を汚した印象だろうか。
2010年にこの人も還らぬ人となった。