懐かしの昭和プロレス:栗栖正伸

bqsfgame2012-06-14

46年生まれに戻って栗栖。
たいへん意外なことだが、まず栗栖は大卒である。
国士舘大学を卒業後に単身でアメリカに渡り、カミカゼレスラーとしてキャリアをスタートしている。その後に帰国して新日本プロレスに参加した。
新日本では前座だったが、荒川との激しい鹿児島選手権で一部のファンの間では知られた存在だった。
その後、メキシコ遠征に出てUWAでトップルードになったと言うから実力は疑いない。
大量離脱の時に永源らと共にジャパンプロレスへ。そして全日本マットに上がった。
ジャパン対全日本の全面対抗戦に登場、当時は無名だった冬木と対戦。この試合はイス魔王以前の栗栖のオンTVのベストバウトだろう。コーナーのトップからのダイビングストンプを繰り出してファンを唖然とさせ、これで勝ったかと思わせた。しかし、元気溌剌の冬木に返され、結局はジャーマンスープレックスホールドで逆転負けした。
その後は舞台に恵まれず、パイプイスが壊れるほどに強打するイス攻撃で名をはせるようになり、FMWのデスマッチ路線キープレイヤーの一人となる。その後は様々な団体にフリーで参戦。古巣の新日本にも上がった。
2008年を最後にファイトの記録が見つからないので、事実上は引退状態のようだが健在。